こんにちは。奈良・西ノ京の古民家サロン「ほぐし屋ごく楽」です。
「一度良くなったはずなのに、また同じ場所が痛くなった」「もう何年も肩や腰の痛みが続いている」――そんな**“ぶり返す痛み”**に悩まされていませんか?
慢性的な痛みは、単なる「ケガの治りかけ」とは少し違います。今回は、なぜ痛みがぶり返してしまうのか、その理由と対処の考え方についてお話しします。
慢性痛は「痛みのクセ」
慢性痛とは、明確な原因がなくても痛みが3ヶ月以上続く状態を指します。ぶり返しの背景には、以下のような要因が隠れていることがよくあります。
- 筋肉や筋膜の“こわばりグセ” 長時間の同じ姿勢や運動不足で筋肉が硬くなり、血流が悪くなると、常に痛みを感じやすい状態になってしまいます。
- 体の使い方・姿勢の偏り 痛みが一時的に和らいでも、日常の動作や姿勢にゆがみや偏りがあると、同じ場所に負担がかかり続け、痛みが再発しやすくなります。
- 脳が“痛みを記憶”している 痛みが長く続くと、脳や神経が痛みを過敏に感じるようになってしまうことがあります(これを「中枢性感作」と呼びます)。すると、わずかな刺激でも痛みとして感じたり、不安から体が緊張しやすくなったりします。
“ぶり返し”を防ぐためにできること
痛みを取るだけでなく、痛みが**“ぶり返さない”体**を目指すには、日々の意識とケアが大切です。
- 体の「声」を聞く 「どんなときに痛むか」「どの動きで違和感があるか」など、自分の痛みのパターンを観察してみましょう。痛みを“情報”として捉えることが、改善の第一歩になります。
- 動きのクセを見直す 座り方、立ち方、歩き方、物を持つ時の体の使い方など、無意識のクセが負担になっていないか振り返ってみましょう。
- 全身をゆるめる習慣 お風呂でしっかり温まる、軽いストレッチをする、深い呼吸を意識するなど、全身の緊張を定期的にリリースすることが、痛みの蓄積を防ぎます。
ほぐし屋ごく楽の施術
当店では、「痛みの場所」だけでなく、**「なぜその痛みがぶり返すのか」**という根本的な原因に目を向けた施術を心がけています。
- 痛みの原因を深掘り お体の状態や生活習慣から、痛みを作り出している「体の使い方」「筋肉のアンバランス」を見つけ出します。
- 全身のバランス調整 痛い部分だけでなく、関連する関節や筋肉(例えば、腰痛でも股関節や背中が原因の場合も)にアプローチし、体全体の連動性を高めます。
- 無理のないセルフケア指導 ご自宅で実践できるストレッチや体の使い方のアドバイスで、お客様ご自身が痛みをコントロールできるようサポートします。
「長年の痛みがぶり返してつらい」「もう同じ痛みを繰り返したくない」――そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。