もみ返しと好転反応について
マッサージを受けた後に「筋肉痛のような痛み」が出ることがあります。
これは「もみ返し」なのか、「好転反応」なのかを正しく判断することが大切です。
ここでは、それぞれの違いと対処法について解説します。
1. 好転反応とは?
施術の翌日から1~2日程度で症状が自然に治まるものを「好転反応」といいます。
これは、施術によって筋肉がほぐれた結果、一時的に体が調整を行う過程で起こる反応です。
🔹 好転反応の主な原因
- 血流の回復による老廃物の排出
- 筋肉が硬くなっていた部分の血流が改善し、溜まっていた老廃物が押し流されることで「だるさ」や「軽い痛み」が発生する。
- 筋膜への刺激による軽度の炎症
- いわゆる「筋膜リリース」の影響で、軽度の炎症が起こり、筋肉痛のような症状が出る。
🔹 対処法
✅ 軽度であれば1~2日で自然に回復するため心配不要。
✅ 痛みが強い場合は、アイシングや安静にすることで緩和が可能。
✅ 施術者に相談し、適切なアフターケアを受けるのもおすすめ。
2. 施術直後から痛みが出る場合(施術による損傷)
施術を受けた直後から強い痛みが出る場合は、「もみ返し」ではなく施術による損傷」の可能性があります。
🔹 主な原因
- 施術者の経験不足による過剰な刺激
- 強い圧迫や揉みすぎによる炎症や筋繊維の損傷
- まれに骨折や靱帯損傷が発生するケースも(非常に稀だが報告例あり)
🔹 対処法
⚠ 強い痛みが出たらすぐに専門病院を受診し、炎症を抑える治療を受ける。
⚠ 痛みが続く場合は、湿布薬や消炎鎮痛薬で炎症を抑えることが必要。
⚠ 過剰な力を伴う施術を我慢するのはNG! 無理な圧迫は逆効果です。
3. 施術後3日以上痛みが続く場合(もみ返し)
施術の翌日から「筋肉痛のような痛み」があり、さらに3日以上症状が続く場合、これが「もみ返し」です。
特に、あざ(内出血)や倦怠感、吐き気を伴う場合は注意が必要です。
🔹 主な原因
- 強すぎる施術による筋肉の炎症
- 施術後の過度な刺激や無理な動き
🔹 対処法
⚠ 3日以上痛みが続く場合は、専門病院を受診し、消炎鎮痛剤や湿布薬で炎症を抑える。
⚠ 施術後にあざ(内出血)が出るほどの強い刺激は適切ではないため、施術者に相談し今後の施術を調整する。
⚠ 強い痛みを我慢することは逆効果。適度な圧での施術を選ぶことが大切!
4. もみ返しと好転反応の違い
項目 | 好転反応 | もみ返し |
---|---|---|
発生タイミング | 施術翌日 | 施術翌日~数日後 |
痛みの持続期間 | 1~2日で治まる | 3日以上続く |
主な症状 | だるさ・軽い筋肉痛 | 強い痛み・あざ・倦怠感・吐き気 |
原因 | 血流改善や筋膜リリース | 過度な圧による炎症・筋損傷 |
対処法 | アイシング・安静 | 病院受診・消炎鎮痛剤・施術の調整 |
まとめ
「施術後に痛みが出た…」という場合、それが「好転反応」なのか「もみ返し」なのかを正しく判断することが大切です。
💡 こんなときは要注意!
☑ 痛みが強く、施術直後から発生した場合 → 施術による損傷の可能性あり
☑ 3日以上痛みが続き、あざや吐き気を伴う場合 → もみ返しの可能性あり
「これってもみ返し?それとも好転反応?」と不安なときは、遠慮なく施術者へご相談ください!
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