柔道整復師が解説する“疼痛(とうつう)のタイプ”
「同じ腰痛なのに、あの人と私は症状が全然違う」
「痛み止めが効く人と効かない人がいるのはなぜ?」
実は“痛み”にはいくつかのタイプがあり、原因や身体の状態によって感じ方が大きく異なります。
ほぐし屋ごく楽では、お客様一人ひとりの「痛みの質」や「背景」を大切にしながら施術を行っています。
今回は、その“痛みのタイプ”について簡単にご紹介します。
● ① 侵害受容性疼痛(ケガや炎症による痛み)
骨折・捻挫・打撲などのケガや炎症によって引き起こされる痛みです。
原因が明確で、「動かすとズキズキ痛む」「触れると痛い」といった特徴があります。
炎症や腫れがあるときは、まず冷やすことが基本です。
● ② 神経障害性疼痛(しびれや電気が走るような痛み)
神経が傷ついたり圧迫されたりすることで生じる痛みです。
しびれ・チクチク・ビリビリといった感覚があり、夜間や安静時にも続くことがあります。
坐骨神経痛やヘルニアの一部もこれに含まれます。
● ③ 心因性疼痛(ストレスや心の状態が影響する痛み)
身体的な原因がはっきりしないにもかかわらず、痛みが強く感じられるケースです。
慢性的なストレス・不安・過労が関係していることもあり、心と身体の両面からのアプローチが必要になります。
● ④ 廃用性疼痛(動かなかったことによる痛み)
長期間動かなかったことによって筋肉や関節が固まり、痛みとして感じられるタイプです。
「安静にしていたのに、だんだん痛くなってきた」という場合はこちらに該当します。
徐々に身体を動かすことが、回復への第一歩になります。
● 痛みの“感じ方”には個人差がある
痛みの強さや現れ方には、年齢・体質・体験・生活背景などが複雑に関わっています。
他人と比べて「こんなことで痛がるなんて…」と思わず、
ご自身の感覚を大切にすることが、適切なケアの第一歩です。
● ほぐし屋ごく楽では…
当店では、ただ痛い場所を揉むのではなく、
「なぜ痛むのか」「どうすれば改善に向かうのか」
を一緒に探りながら、施術とアドバイスを行っています。
- 痛みのタイプを整理したい
- どうケアすればいいかわからない
- 痛みが慢性化して不安
そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。