【肩こりが慢性化する人の無意識の癖3選】
「マッサージに行っても肩こりがすぐ戻る」「整体を受けても三日もすれば元通り」――そんな慢性的な肩こりでお困りの方に多いのが、日常の「気づかない癖」です。
臨床歴20年以上の視点から、肩こりを慢性化させやすい無意識の癖3つと、その改善法を解説します。
癖① 顎を手で支えて画面を見ている(顎杖)
デスクでパソコンに向かうとき、あるいはスマホを横向きにして動画を見るとき、肘を机につき、顎を手のひらに預けていませんか。まるで「顎杖」をつくような形で、画面を覗き込むこの姿勢は、首に大きな負担をかけています。
- 成人の頭は約4〜5キロありますが、顎を手で支えるとその重みが首の片側に偏ってかかります
- 手で顎を少し持ち上げるため、首の後ろの筋肉が常に引っ張られた状態になります
- 1日に何度も繰り返すと、首の片側だけが常に緊張し続けます
- 左右のバランスが崩れ、肩こりや頭痛の原因になりやすいのです
「たった数分のことでしょう」と思われがちですが、1日の積み重ねは想像以上です。首の片側だけが常に働き続ける状態が、少しずつ体に定着していきます。
癖② 片方の肩だけがわずかに上がったまま固定されている
「肩をすくめる」とは、大きく上げることではなく、わずかに片方の肩が上がったまま、そこで固定されている状態のことです。
この癖がある方は、以下のような場面が多く見受けられます。
- マウスを操作する手の反対側の肩が、わずかに上がって硬くなっている
- 電話を受けるとき、受話器を肩と耳で挟もうとして、片方の肩をギュッと上げる
- バッグを片方の肩にかけたまま、長時間その状態で過ごす
- パソコンに向かうとき、自然と利き手側の肩が前に出て、反対側が上がる
この姿勢が続くと、上がっている側の筋肉は常に収縮した状態になり、血行が悪くなります。
- 筋肉は「縮んだまま」だと、酸素や栄養が入りにくくなります
- 老廃物が溜まりやすくなり、こりが定着しやすくなります
- 「右肩だけが石のように硬い」「左側だけ頭痛がする」という方は、だいたいこの左右差が背景にあります
「両方の肩がこる」のではなく、片方だけが異常に重い、という方は、ぜひ今の姿勢を鏡で見てみてください。意外なほど、肩の高さが違っていることがあります。
癖③ 集中していると呼吸が浅くなったり止まったりしている
パソコンに向かって画面を凝視しているとき、スマホの細かい文字を読んでいるとき、締め切りに追われて焦っているとき――ふと「あ、息をしていない」と気づくことはありませんか。
- 人が緊張したり集中したりすると、無意識に呼吸が浅くなり、極端な場合は数秒から十数秒、息を止めてしまうことがあります
- これは「呼吸停止癖」と呼ばれることもありますが、現代人にとても多い「癖」の一種です
- 息を止める、あるいは浅い呼吸を続けると、体全体に酸素が行き渡りにくくなります
- 首から肩にかけての筋肉は、呼吸に関わる筋肉とも隣接しているため、酸素不足になるとすぐにこわばりやすくなります
「朝は大丈夫だったのに、夕方になると肩が急に張る」という方は、一日中の「浅い呼吸」の積み重ねが、かなり影響している可能性があります。
放置するとどうなる?
「癖くらい、誰にでもあるでしょう」と思われるかもしれません。でも、これらの癖が毎日、何時間も続くと、体はその「おかしな姿勢」を「普通」だと思い込んでしまいます。
放置した場合、以下のような変化が起きやすくなります。
- 肩こりが慢性化し、マッサージに行ってもすぐ戻る
- 片方の肩だけが常に重く、洋服の肩の落ち方が左右で違う
- 首の動きが制限され、車の後ろを振り返るのもつらくなる
- 頭痛や目の奥の重さが、毎日のように続く
- 施術の効果が長く持たず、「治っては戻る」を繰り返す
だからこそ、毎日の小さな癖に気づくことが、慢性化を防ぐ第一歩なのです。
自宅でできる「癖リセット」
難しいことは必要ありません。気づいたときに、ささっと直すだけです。
① 顎を手から離す
- パソコンやスマホを見るとき、顎を手で支えそうになったら、そっと手を離す
- 両肘をデスクにしっかり置き、頭は首の真上に乗る意識を持つ
- 顎を軽く引くだけで、首の後ろの筋肉の負担はぐっと減ります
② 両肩を「ふーっ」と下げる
- 1時間に一度、両肩を耳に近づけて、思い切り上げる
- 口から「ふーっ」と息を吐きながら、肩をドロップさせる
- 片方の肩が上がったまま固定されているのを、意識的にリセットするだけで血流が変わります
③ 「歯を離す+腹式呼吸」
- 集中しすぎて息が止まりそうになったら、上下の歯をそっと離す
- 鼻からゆっくり息を吸い、お腹がふくらむのを意識する
- 3回だけでも、首から肩にかけての緊張が少しゆるみます
ほぐし屋ごく楽でのサポート
「セルフケアをしても肩の重さが抜けない」「右肩だけが常に硬い」というときは、どうぞご相談ください。
当店では、肩や首のこわばりをほぐすだけでなく、日常のどんな癖が影響しているか、お話を伺いながら一緒に探していきます。強い力でのもみほぐしや無理な矯正は一切行いません。
なお、10月・11月は飲食業の繁忙期に伴い、期間限定で営業時間を変更しております。
- 営業日:水曜日〜月曜日(火曜定休)
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奈良・西ノ京の静かで落ち着いた空間で、お体を休めにいらしてくださいね。
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